リフォーム施工例

築90年のY様邸を断熱・耐震改修

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お客様のご要望

築90年の建物が地震後特に南側に傾き気になっていた。
冬場は寒く部屋の中でも厚着をしないと生活できないような状態でした。

建て替えをしたいが、敷地裏側にある法面が急傾斜危険区域（レットゾーン）に指定されており建て替えが出来ない、一関市内にも住宅はあるが長年住み慣れた地を離れたくないので、旧家を地震に強く、暖かい家にしてほしい。

受注のキッカケ

以前、下水道工事の関係で一部造作工事にお邪魔しそれ以来、定期訪問させていただいておりました。ところ、お声掛けいただきました。

施工のポイント

①建物が傾いた原因は建物が石積み基礎で開口部の多い南面へ座屈したと思われる部分を解消するため、床壁天井全てを現しにしにしました。
石積み基礎を撤去し新規にベタ基礎構造を設けました。
耐震診断を行った結果を元に、耐力壁の不足している個所に耐力壁を設け、現行法基準の接合金物を使用し耐震性能を確保いたしました。
②断熱性能を上げるために・・・。
床・壁・天井に今までは無かった断熱材を充填。
床はフェノバボード63㎜/壁は高性能グラスウール16㎏品/天井は現場発泡ブローイング厚250㎜※軒先側厚み確保出来ないところは付加断熱
単板ガラスサッシだったのをアルミと樹脂の断熱サッシ（サーモスⅡ）に交換。
③収納箇所を増やしたい。
1、2階共収納箇所を増設しました。

お客様の喜びの声

地震がほとんど感じなくなった。
建てつけが良くなり、隙間風もなくなり、部屋の中が暖かい。

施工例写真

• 工事前のY様宅前面に開口部が多く、バランスの悪い建物になっています。
• 基礎をベタ基礎にし、新たに耐力壁を耐震診断した結果を元に設けました。
• 床断熱材はフェノバボード63㎜使用。
• 壁断熱は高性能グラスウール100㎜16㎏品使用。
• 1階壁は珪藻土を熟練の技能士の手の元施工しました。
• 茶の間は数寄屋風。
  建物の階高が低いため天井は2階床張り・根太現しとしました。中央部には低い階高での圧迫感を解消するため、吹き抜けを設けました。
  写真左に写る地袋と格子の飾りは旧家に有ったものです、再利用しました。
• 茶の間吹き抜けの部分の写真。
  熱が上に逃げるのでプロペラファンを採用。
• 奥座敷には旧家には床の間が無く、奥様の希望により設けました。（現在へ感謝する空間）
• 中座敷の模様です。
  しげ戸は再利用しました。
  エアコン取り付けの関係で配管スペースのため壁を付加した為、そこで出来た厚みを利用して、収納棚(^O^)／
• 2階に新規に設けたWIKです。
  階高が低く梁が現しになっていますが。これも良しとなりました。
• 2階の洋室
  クローゼットは無かったんですよ(^_^;)

物件スペック